2007/08/23 思い出のコルカタ
安倍首相はデリーでの公務を終え、本日からコルカタに移動しています。ここから先は公用ではなく私的な訪問になる訳ですが、その理由とは・・・。
<写真>東京より、愛を込めて
当地新聞の見出しです。第2次世界大戦後、1948年に東京で開かれた極東軍事裁判において安倍首相の祖父である岸信介・元首相は厳しい立場に立たされていました。判事団がどのような判決を下すか注目された中で、メンバーの一人であったインドのラダビノード・パル判事は「無罪」を主張し続け、無事岸・元首相は無罪となったのです。安倍首相はこの時の恩を忘れず、パル判事の家族が住むコルカタを訪問して旧交を温めた・・・という筋書きです。
ストーリー自体はきれいなのですが、一説によると安倍首相はこのコルカタ訪問に何が何でも行くために、先の総選挙の結果を受けても辞任しなかった、といわれています。政治のことはよく分からないので深く追求しませんが、この辺り「私事を優先した」といわれても仕方ないようにも思えます。まあ、岸・元首相が「公人」である限り、一概に「私的」とはいえないかもしれませんが・・・。
これに関連し、安倍首相の思い出の旅という写真集があったのでご参考までどうぞ。今日は少々深い話でした。