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2007/11/29 バングラデシュその2

今日は、「乗り物」というテーマでお送りします。

<写真1>黄色タクシー

ダッカには3種類のタクシーがあります。①ミニタクシー(インドのオートリキシャ)②黒タクシー(普通のタクシー)③黄色タクシー(高級タクシー)だそうで、これは③の黄色タクシーです。車種はなんとタイやマレーシアと同じカローラが使われていました。車体はかなり凹んでいますが、ムンバイのタクシーよりいいような気がします。

<写真2>黒タクシー

これは・・・どこかで見たことがあります。そう、ムンバイを走っているACタクシーを輸入しているんですね。ちなみに、ACは取り外されて売られてしまっているそうです。

<写真3>リキシャの群れ

そして、庶民の乗り物であるリキシャです。インドではコルカタに残っていますが、新規の登録は打ち切られ廃止を待つ状況になっています。でも、バングラデシュではまだまだ主要な交通手段になっています。
オールドダッカでは、道中にリキシャが溢れており道路をふさいでしまっています。このため、クルマに乗っていると囲まれてしまい身動きが取れなくなります。しかも、平気でガンガンぶつかってくるのでダッカのクルマは傷だらけでした。

バングラデシュのクルマはほとんど日本からの輸入車で、インドよりも高級な車種が揃っていました。理由は政府の産業政策にあります。インドにおいては1970年代から「国民車」思想を掲げ、主にイタリアのフィアットから技術支援を受けて国産車作りに励んできました。このため、レベルについてはまだ改善の余地はあるものの、TATAをはじめマヒンドラ、ヒンドゥスタン・モータース等のインド自動車企業が育ってきています。
一方、バングラデシュは1971年の独立以降も政府が自動車産業を育成することをあきらめ(?)、外国から中古車を輸入すればいいや、という発想に立っています。このため、路上のクルマはほとんどが日本からの輸入車で、インドでは見ないようなタウンエース・ノアやエスティマ、サニーなどがたくさん走っているわけです。


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