SSブログ

2008/04/02 TATA、日本で上場

先日、TATAがジャガーとランド・ローバーを買収したという話題がありましたが、今度は日本で資金調達を行うそうです。

 [東京 2日 ロイター] 2日付日本経済新聞や共同通信などの国内メディア報道によると、インドのタタ自動車が今夏にも東証に上場する見通し。株式とほぼ同じ機能を持つ日本預託証券を上場、解禁後の第1号になるという。 タタ自動車は上場に際し、日本市場で資金調達する公算が大きく、規模は1000億円を超える可能性がある、としている。

<写真>当地報道(クリックすると拡大)
TATA.jpg
TATAが利用するのは通称JDRと呼ばれる日本預託証券というもので、外国企業が日本市場から資金を調達するのに使われます。本来、外国企業の株は(投資ファンドを除き)日本では直接買うことができませんが、これを使うとその企業が日本で上場したかのように取り扱うことができるものです。JDRは2007年9月に開始されましたが、TATAが第1号になるとはさすがです。

ここで、日本市場で調達する1000億円を何に使うのかというと・・・先に発表したジャガーとランド・ローバーの買収資金の穴埋め、ということに間違いないでしょう。直接ではないにしても、日本で調達された資金がジャガーとランド・ローバーの買収に使われるのは、あまりいい気持ちがしない人も居るかもしれません。いつぞや、日本企業が世界の名画を買い集めた時期のバッシングを思い出してしまいました。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。