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2008/01/14 ある意味名車?

少々古い話になってしまいましたが、1月10日からデリーで開催されたモーターショーでTATA自動車がついに1ラック(ラックは10万を意味するヒンディー語)ルピーのクルマを発表しました。

<写真1>TATA「NANO」

「ナノ」は10億分の1を意味し、世のクルマの中で最小かつ最安を表現していると思われます。エンジンは624ccの33馬力でリアにマウントされ、後輪を駆動します。一昔前の日本の軽自動車のスペックのようで、往年の名車スバル360を彷彿とさせますね。
最安モデルは税金、輸送費等を除いて10万ルピー(約30万円)で、二輪車からの代替需要を狙った価格設定です。既存車種では一番安かったマルチ・スズキの「800」というモデルのほぼ半額ですね。早ければ2008年後半の販売開始となるそうです。
ただ、最安バージョンはエアコンはもちろんのこと、ラジオや助手席側ミラーまでも付いていないそうです。ATの設定もなく、4速MTのみ。まさに、二輪車が「箱」になったという印象ですね。スズキの鈴木会長が「その値段で、乗客の安全性が保障できるのか疑問。ウチでは作れない。」と発言するなどインドでは物議をかもしていますが、その一方で当地では「『TATA』の名前があったからこそ、サプライヤーが赤字覚悟で格安で部品を提供しこの価格が実現した」という見方もあります。もしかしたら、TATAが裏で部品サプライヤーに補助金でも出しているのかもしれません(当方の勝手な推測です)。

<写真2>似てる?

これは、三菱自動車の「コルト」です。丸みを帯びた全体とフロントスクリーンの寝具合が似てません?

<写真3>こっちは?

これも三菱自動車で「アイ」です。雰囲気はかなり似ているかと。

どうも、TATA「NANO」はこの辺を足して2で割ったように見えてしまいます・・・。


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